あなたは建築に関わる訴訟事件が年間20万件近く発生しているのをご存知でしょうか？その審理期間は最短６ヶ月から、５年にわたる長期のものまであります。その内容は実に多岐にわたり、ピッタリな判例もなく、また弁護士は建築の事を良く知らないという事情もあって、いたずらに長期化します。

調停に持ち込まれて解決した事件や、メーカーと建築主との間で示談になったものを含めると、全建築工事の10%を超える紛争が発生していることになります。クレームといわれるもので補修工事や値引きで解決したものについては全工事の85%近いというデータもあるようです。

弁護士を立てて裁判で争って勝ちを獲得しても、費やされた時間やその精神的ストレスは計り知れないものがあります。勝っても負けても残るのは「家など建てなければ良かった」というなんとも悲しい気持ちだけです。

なぜこのような不幸が起こるのでしょう。建築というのは自動車などと違って土地の上で人間が造ります。全く同じものはありません。数ヶ月という時間を費やして形造られる大きな作品です。何千という部材を、何十人という人間が施工します。

契約時には図面や３Ｄパースしかありません。最近では家の中を歩き回れるヴァーチャルリアルティーというテクノロジーもありますが全ては仮想であり本物ではありません。出来ていない商品の購入を約束するのが請負契約です。

しかも建築主はほとんどの方が素人で初めての家づくりです。図面や仕様書を見てもリアルに頭の中で想像できません。メーカー側の「説明したはず」と施主側の勝手な思い込みが、現物が出来上がった時点で発火炎上します。毎回同じような家づくりをしているメーカー側と、建築には素人で、一生に１回の家づくりをする施主とでは立ち位置が全く違います。

また最終的に裁判になるというのは、お互いの利害が元々逆向きだったからではないでしょうか。売る側は１円でも利益が出るように考えます。買う側は１円でも安く良い物を買おうとします。しかしながら、建築という同じ船には乗っているものの、建築主には船の操縦も仕組みも判りません。

裁判も弁護士という法律のプロが見方をしてくれて初めて戦えます。

もし建築の事も、売る側の事情も知り尽くしたナビゲーターが船出をする時からあなたをサポートできれば、座礁することも、望まない港に連れて行かれることも防げます。裁判になってから建築のよく判らない弁護士を、高い費用をかけて雇い、争うのに比べて、はるかに安い費用で建築のプロをあなたの味方にできます。

このような職能は今まであまり重要視されずにきました。建築の技術的な助言をする第三者機関のようなものは今までも在りました。それらは技術的なチェックをしてくれるだけで、どうすれば良い家を安く買えるかは教えてくれません。

我々は、初めての家づくりに当たって、あなたが安心して住める、あなたにとってベストな家を、１円でも安く買うためのナビゲートをいたします。

１級建築士というだけではダメだし

メーカーや不動産の営業をやっていたというだけでは足りません。

私たちの事務所は、プランや見積書のチェックだけではなく、ローンや資金計画、そして賢いメーカー選びまで助言をいたします。お望みならメーカーとのお打合せにも同席いたします。

また当事務所の仕事は新築注文住宅のナビだけではありません。

• 土地購入のための調査、ボリューム設計　→土地を買って新築のページへ
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• 中古住宅のためのフラット35適合証明書の発行→適合証明書のページへ
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