初めての家づくりに際して、一級建築士の資格を持つ業界経験豊富な住宅コンサルタントが、注文住宅の新築・中古の戸建て住宅・中古マンションの購入時のご相談へのアドバイス、住宅検査・住宅診断(ホームインスペクション)、耐震診断等を提供します(東京・埼玉・千葉・神奈川等)。

リフォーム設計

新築より難しいリフォーム設計

従来、リフォームの設計は施工会社が行ってきました。設計事務所が行う例はとても少ないと思います。社会通念としてもリフォーム設計を設計事務所に依頼する選択肢はないように思います。リフォーム工事金額から言っても、大きな設計料は取れないというのもあるかと思います。

統計的な資料がなくあくまでも推測になりますが、過去の大震災などで、リフォーム後の建物がどうなったかを調べてみると恐ろしい数字がでるのではないかと思います。大工さんなどは垂直に掛かる荷重については留意しますから1階の柱や壁を撤去した場合、2階からの荷重を支えるため、けっこうゴツイ梁などを入れたりします。時には鉄骨を入れたりもします。しかし耐震性能とは全く関係のない補強で、2階の床が下がらないためにだけ効果のある補強です。

リフォーム工事も3階建や規模の大きい建物では構造的な変更を行う時には確認申請を提出する義務がありますが、木造2階建で500㎡以下の建物には構造躯体を変更する改築工事の場合でも確認申請の義務がありません。これらの建物のリフォーム工事はノーチェックです

またリフォーム一式請負工事で1500万円以下なら建設業許可も不要です。せめて業者が建設業許可を持っているかどうか確認してください。

私は古い住宅をリフォームするときに避けて通れないのは耐震診断だと思います。耐震構造が判る者が設計をしないと、リフォームして一見快適に生まれ変わったあなたの家が、将来あなたとご家族の命を奪うことになるかもしれません。

くどいようですがリリフォーム業界は耐震的に野放し状態です。

耐震補強工事を行っても、リフォーム工事と同時であれば、さほど大きな増額にはなりません。

安いだけのリフォーム会社に設計施工を依頼するのはブレーキやハンドルに欠陥のある車で高速を運転するようなものです。

■増改築工事証明書の発行

木造で築20年、RCで築25年を超えない中古住宅で一定の要件を満たす以下のリフォーム工事をすることでリフォームローン減税や、固定資産税減免などの特例が受けられます。

①大規模修繕                     ②耐震改修工事                    ③バリアフリー工事                  ④省エネ          

 

リフォームはデザインが大切!

リフォームというとクロスを貼替て、設備を新しくすることだと思っている方がいるかもしれませんが,デザインしだいでどこまでもカッコ良くなります。若い人にはぜひライティングに凝っていただきたい。

ただ耐震性能を損なわない設計と、デザインの両立がとても大切

代表のつぶやき

2000年5月以前の在来軸組工法の2階建住宅をリフォームする時には耐震診断をやるべきですよ。予算も時間もないなら当事務所にメールしてください。資料をいただければ現地調査をしないで1,2日でチェックしますよ。