大都市においては土地価格が建築費を上回るケースが多々見られます。土地から買って新築するというのは余程年収が高いか、資産のある方でないと難しいでしょう。「中古住宅の購入」のページでも詳しく書いていますが、日本では木造の耐用年数を超えた築22年以上の古い建物はほぼ価格が付きません。土地価格プラスαで家が買えます。欧米ではあり得ないことですが日本ではこれらの中古物件の中にお宝が埋まっています。

若い方に特にお薦めしたいのはこの中古住宅の購入です。たとえ木造住宅でも22年で住めなくなるということはありませんし、上手にリフォームすればまだまだ使用に耐える物件がたくさんあります。中古住宅購入資金とリフォーム工事に付くリフォームローンもあります。

日本では1000万円以上の高額なリフォーム工事などを行っても、固定資産税が上がりません。それどころか耐震補強工事やバリアフリー工事、省エネ化工事などをして自治体から補助金をもらうと、固定資産税が減額されます。固定資産税は上がりませんが売却時の評価価格はリフォームすれば上がります。中古住宅の購入で見過ごされやすいのは土地の調査です。将来建替えた時、どんな建物が建つのかは確認して買いましょう。ただこれは素人の方や不動産業者では判りません。中古住宅購入の土地調査項目を参照ください。

中でも木造で築22年を超える建物には固定資産税がかかりませんから中古住宅の購入はとてもおいしい不動産取得と言えるのです。また買った土地の価格は大きく下がることはないので資産価値はほぼ永久に変わりません。もちろんマンションのように駐車場費用や管理費、修繕積立金などの固定経費もありません。

こんな素晴らしい中古住宅ですが日本においてその流通量が少ない理由はインスペクション制度（建物調査）の遅れです。日本の中古住宅市場においては、見た目は良く価格も安くて購入したものの、入居後、根本的な欠陥が発覚するというリスクがありました。買主も仲介業者も建築には素人です。掘り出し物件やお宝物件を見つけるためには、我々プロのインスペクションが絶対に必要です。インスペクションについてはインスペクション（建物調査）のページを参照ください。

立地的に手の届かない物件も中古住宅なら叶います。築23年以上の物件で掘出し物をさがし探しましょう。そしてデザイナーズリフォームをして快適な住まいを安く手に入れましょう。